一睡もできずに朝を迎えました。
というのも、あまりの衝撃と産後ハイなのもあったのか、いわゆる”検索魔”となり、一晩中短腸症候群についてスマホで調べていたからです。
それにしてもこの短腸症候群というのは情報が少なく、色々と検索ワードを変えてみても出てくるページがほぼ変わらないという衝撃的な現実を突きつけられました。
そしてそこに書いてある症例は、(語弊があるかもしれませんが)軽度な人がほとんどで、娘ほど大量に壊死小腸の切断をした症例はほどんどないか、あっても絶望的なものばかりでした。
朝ごはんの後、先生がやってきてお話されました。
何か色々と娘について聞かれたような覚えがありますが、何のために聞いてきたのかよくわかりません。興味でしょうか。心配そうにしているようには全く見えませんでした。
「僕は妊婦専門だから赤ちゃんのことはわからないんだよねー」とさらっと言われましたので。
ちなみに、娘の後に2人出産しています。
3人とも別の産婦人科です。
下の子2人を産んだ産院の先生方は、皆さん新生児のこともよくご存じのようで色々お話ししてくださいました。
そりゃあ産婦人科ですから子供ではなく妊婦専門かもしれませんが、重大な新生児疾患の初期症状くらいは知っている(と信じます)だけでなく万が一の時のことも考慮して動いてくださる先生だったらよかったのに。
その日は産婦人科の晩ごはんでお祝い膳を夫婦でいただきました。
「今日お祝い膳ですが、どうしますか?いりますか?」
と聞かれて、娘を産んだこと自体を否定されたようでとても悲しかったです。
娘が誕生して今生きていることに変わりはないのだから、娘が頑張って産まれたこと、私も頑張って産んだことを認めてほしくて、お祝い膳はおいしくいただきました。
隣には別の夫婦と赤ちゃんが一緒にテーブル横で眠っていました。
お祝い膳やめますか?ではなく、別の赤ちゃんと一緒の席にしないなどその辺の配慮をしていただきせっかく個室なんだからお部屋で夫婦でお祝い膳をいただけたらよかったのになーとは思いました。
この辺は私のわがままかもしれませんが、でも個人院で少人数で、そういう配慮をしてくださる産院はよくあると後でたくさん聞きました。そういう配慮をしてくださる病院だったら娘ももっとましな状態だったかもなぁ、なんてまたたらればが止まりません。
夜部屋に若いママさん助産師さんがいらして、夫といろいろ話していました。私は普段から変に周りに気を遣ってしまうので、全然大丈夫ではないのに泣きたくて仕方ないのに「大丈夫です」と言って一緒に談笑しました。
そして追い打ちをかけるように
「勉強になりました」
と言われました。
とてもモヤモヤしました。
彼女にとってみたら勉強になったかもしれません。私たち家族、娘は多くの患者のうちの一人かもしれません。
でも、私たち夫婦にとって娘は唯一の存在です。
「あなたの勉強のために産んだんじゃない」
後にこの話を義理の姉にした際、こう言ってくれてすごくスカッとしました。

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